STマイクロ、マレーシアで30MWの太陽光でPPA締結

    欧州の半導体大手STマイクロエレクトロニクスは、マレーシアの工場において、出力30MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)で発電した電力をオフサイト型PPA(電力供給契約)により調達する。

 同社は、仏エンジー(ENGIE)の東南アジア事業部門エンジー・リニューアブル・SEA(ENGIE Renewable SEA)とマレーシアの太陽光発電開発企業コネクストーンエナジー(Conextone Energy) が共同で設立した事業体と、21年間のPPAを締結した。11月7日に発表した。

 同オフサイトPPAは、マレーシア政府認可のシングルバイヤー(Single Buyer)社によって2023年に導入された企業向け再エネ調達プログラム(Corporate Green Power Program=CGPP)に基づくもの。同国クダー州のブキット・カユイタム(Bukit Kayu Hitam)に新設した、出力30MWのメガソーラーから電力を調達する。

 同国ジョホール州のムアル(Muar)にある大規模なテスト・組立工場向けに、2025年から年間約50GWhの再エネ由来電力を供給する。同工場は、4700人以上の従業員が所属し、車載用システムのさまざまな技術や製品を取り扱っている。

 STマイクロエレクトロニクスは、2027年までのスコープ1・2(直接排出と購入電力による間接排出)、およびスコープ3(サプライチェーンによる間接排出)の一部のカーボンニュートラル達成および再エネ100%の目標を掲げる。今回の取り組みは同社にとってアジア初の長期PPAモデルによる再エネ調達で、目標に向けた需要なステップになるという。

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